忍者ブログ
Photographer BOCO 塚本が気が向いた時に書き込んでいます。
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

無線LANトランスミッターを使用する準備のなかで一番ハードルが高いと思われるのがFTPサーバーの設定でしょう。フォトグラファーやクリエーターにとっては避けて通りたい部分ですね。だって写真のクオリティには影響ありませんから。
 

ここでは、MacOS 10.8.2のFTPサーバーを稼働させます。MacOS10.6までは、「アップルメニュー/システム環境設定/共有/ファイル共有」のオプション設定から「FTPを使用してファイルやフォルダを共有」にチェックを入れることでFTPサー
バーを起動できました。しかし、10.7 Lion以降は、このオプションがなくなりました。理由はわかりません。

4f19073f.png
ここからFTPのON/OFFができなくなりました。
 

MacOS 10.8.2でFTPサーバーを起動するには、ユーティリティソフトのターミナルを使用してコマンドを打つ必要がありますが、簡単にON / OFFできるAppleScript やスクリプトをアプリケーション化するソフトもあります。

 

ターミナルによるFTP起動

1.ユーティリティフォルダーから「ターミナル」を起動
912a7cd7.png

2.以下のコマンドを入力(コピペでもOK)して「enter」を押す。

sudo -s launchctl load -w /System/Library/LaunchDaemons/ftp.plist

b6c64784.png

3.Passwordを要求されるのでroot(Macにログインしている)ユーザーのパスワードを入力

35b4b3b8.png

これでFTPサーバーが起動します。

 

停止させる時は「ターミナル」で以下のコマンドを入力します。

sudo -s launchctl unload -w /System/Library/LaunchDaemons/ftp.plist

 

この方法は、こちらのページを参考にしています。

Appleサーポートコミュニティ

https://discussionsjapan.apple.com/thread/10095913?start=0&tstart=0

 

AppleScriptを使う

AppleScriptとは、MacOSやMacのアプリケーションに処理をさせる手順を記録したものです。Mac OS 10.8.2ではAutomatorを使用して作ることができます。有志の方がMac OS 10.7(Lion)以降でFTPサーバーを稼働させるAppleScriptを公開されています。

 

Mac OSXでサーバー稼業

Lion FTP Server 起動停止スクリプトv1

http://earlybirds.ddo.jp/namahage/inegalog/files/article.php?id=40

 

上記のリンクから「LionFTP Server StartStop scriptv1.dmg」をダウンロードします。

d39784dd.png

アプリケーションと同じようにインストール作業をしますが、「開発元が未確認のため開けません」となってインストールができません。

3aaa7ff9.png
環境設定の「セキュリティ」でダウンロードしたアプリケーションの実行許可を「すべてのアプリケーションを許可」に変更してからインストールしてください。Macも徐々にセキュリティがきつくなってきてますね。「このソフト、そんなに怪しいのか!」と思ってしまう表現です。
bc75845f.png

インストールが終わると「アプリケーション」フォルダに「LionFTP Server StartStop script」ができます。フォルダーの中の「LionFTPサーバー起動停止スクリプト」を起動します。
d5f0aed0.png
スクリプトをスタートさせます。

86d0ca24.png
順に進んでいくと、「起動/停止を選択してください」ときいてきます。「起動する」を選択します。
950d834c.png

これでFTPサーバーが起動しました。停止させる場合はScriptの「起動/停止を選択してください」のところで「停止する」を選びます。

拍手[2回]

PR
この記事は、自分自身の備忘録です。
参考にしていただくのは結構ですがご興味の無い方には全然おもしろくない内容です。ご注意ください。
 
WT-5A_D4.png

このところNikon のワイヤレストランスミッターWT-5を使う機会がありました。WT-5に限らずCanonの WFT-E7Bも IEEE802.11nという高速無線LAN規格(.11n規格は、最大450Mbpsですが、それぞれ150Mbpsまでです。)に対応したモデルです。1500~1600万画素ぐらいのカメラで物撮り(Still Life)であればRaw撮影でも我慢出来る範囲になってきました。人物撮影やスナップでもRawをカメラのカードに記録して確認用のJpegだけを無線で飛ばすならほとんどストレスを感じません。
Nikon WT-5を使えるのは、D4とUT-1をあわせて使用したD800(E) D7100だけです。残念ながらD600では使用できません。

WT-5a.png

しかし問題が無いわけではありません。カメラとPCを接続して画像データを送るまでの設定がとても難しいのです。各メーカーが用意しているユーティリティソフトとカメラコントロールソフトにも問題があります。特にMac版ですがOSのアップデートをするとそれまでつながっていたシステムが全く繋がらなくなることがあります。安定性を求めてOSのアップデートをしないという選択肢もありますが、他のソフトとの兼ね合いでそれも難しい場合があります。今回は、Mac Windows PCをFTPサーバー化し、カメラから画像を転送する方法をためしました。
 
そのために超えなくてはいけないハードルがさらに増え、三重苦となって待ち構えています。そのハードルとは
 
1.カメラを無線LANに接続してネットワークに参加させる
当然のようにBaffaloのAOSSとか最近はあまり聞かなくなった「らくらく無線スタート-byNEC-」のような簡単接続はサポートしません。ユーティリティソフトがあるのでカメラをPCにUSB接続していくつかの項目をしっかり入力します。
 
2.インフラストラクチャモードで運用するためにルーターの設定を確認(変更)する
次のFTPサーバー化したパソコンにデータを送るためには、パソコンのIPアドレスを固定しておく必要があります。この時にルーターのDHCP機能で予約されているIPアドレスを設定してしまうとトラブルの種になります。事前に使用出来るIPアドレスの確認が必要です。
 
3.Mac(10.8.2)またはWindows(8)をFTPサーバー化する
MacとWIndowsにはそれぞれApache IISというサーバー機能を持っています。通常はOFFになっているのでFTPサーバーに機能をONにする必要があります。その上でパソコンにFTPサイト(データの保存先)を作ります。
 
一度設定ができて接続&転送に成功してもカメラやPCなどの入れ替えで再設定が必要になることもあるはずです。でも再設定のタイミングは、設定方法を忘れ去ったあとで訪れるものです。その時に困らないようにこのブログに整理して残しておきます。徐々にアップしていきます。

余談ですが!
2013年6月末時点の最新無線LAN規格は、IEEE802.11acです。規格として最大6.9Gbpsという超高速規格です。USB3.0が5.0Gbpsですから理論値では、無線のほうが早いということになります。


 

拍手[3回]

最新CM
[04/04 doM]
[10/11 BOCO]
[10/09 tsune]
[10/06 Yaa]
プロフィール
HN:
BOCO 塚本
年齢:
63
HP:
性別:
男性
誕生日:
1961/06/30
職業:
Photographer
趣味:
写真 カメラ デジタル フィルム
自己紹介:
関西を中心に活動するCommercial Photographer
本業は、シャッター切って何ぼの広告屋なんですが、デジタルフォトについての講演や
雑誌での執筆もしています。写真以外のデジタルは、趣味みたいなものです。
関西の写真屋は、何でも撮らされますが、最近は女性の写真が多いです。自分では、老若男女問わずポートレートはスキなんですが、意外に人見知りで撮影直前は、未だに緊張しています。まあ、現場に入れば関係ありませんが・・・。
ブログ内検索
カウンター
アクセス解析
忍者ブログ | [PR]
shinobi.jp